2008.5.18
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目の前の敵に対峙して感じるのは、僅かな昂揚感。今にも襲い掛かってきそうな敵を見ると、ぞくぞくする。こいよ、挑戦的な視線を敵に送る。狗型のソレが俺の視線に応えるように低く唸り、地を蹴り上げてこちらに向かって牙を剥こうとする。俺はそれを悠然と構え見守る。
「重力付加(タイト)1、2、3……」
俺が呟いた瞬間、狗は地面に叩きつけられた。重力を掛けたのだから、当然だ。あの狗はかつて感じたことの無い、自らの重みに耐えられないのだ。ぐっと、四肢に力を籠めて立ち上がろうとするが、力が入らないらしく地面にへたり込んでいる。当然だ。動物である以上、重力に逆らえはしない。
腰に挿した日本刀を抜く。光を浴びて妖しく光る刀身が美しく、更に気分が高揚する。刀を抜くと、無性に切り刻みたくなる。
「重力軽減(ルーズ)1」
俺はその刃に指を這わせながら、呟く。重力を解かれた刀が軽くなったのを確認してから狗に向かって跳躍し、その体に刀を容赦なく突き立てた。断末魔の叫びが辺りを木霊する。脆いな。
狗が動かなくなったのを確認してから、肩につけていたトランシーバーに手を伸ばす。
「司令部、応答願います」
『こちら司令部。どうした?』
「Sクラス、鬼目。A地点。敵一体殲滅完了」
『……了解。そちらに処理班を寄越す。警戒を怠るな』
「了解」
辺りに眼を向けると、血の匂いに寄せ付けられたのか数匹の狗が獰猛な眼をぎらつかせながら、こちらにゆっくりと歩いてくる。それを横目で見て、俺は再びトランシーバーに手を伸ばした。
「司令部、応答願います」
『こちら司令部。まだ何かあるのか?』
「処理班、待ってください。新たな敵が現れました。殲滅次第連絡をします」
『了解』
刀を握り直し、敵に対峙する。覚めやらぬ興奮を糧に、敵を切り刻む。
容赦など、するものか。此処は戦場。甘い考えは死に直結する。俺は、そんなヘマはしない。生き残る為、俺は今日も刀を振りかざす。その軌道に迷いなど、ない。
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Mao & 神楽椿
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女性
自己紹介:
(Mao) このリレー小説のいいだしっぺ。大まかな世界観を担当しました。それ以外では影のような存在です(笑)。文章の方は幾分拙いですが、よろしくお願いします。
(神楽椿) 提案に乗っかる形でリレー小説に参加。世界観を考えてくれるような素晴らしい相棒と共に執筆を頑張る所存でございます。どうぞ、生暖かい眼で見守ってやってください。
(神楽椿) 提案に乗っかる形でリレー小説に参加。世界観を考えてくれるような素晴らしい相棒と共に執筆を頑張る所存でございます。どうぞ、生暖かい眼で見守ってやってください。
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